ミツバチのことを語らずして、蜂蜜を語ることはできません。彼らは自然の作り出した奇跡と言えます。昼夜を問わず働き、完璧な幾何学模様の巣を作ります。また彼らはそれぞれが自分の仕事をもち、一体となって生き抜きながら最高の蜂蜜を作り上げるのです。自然から何かを奪うことなく、蜂蜜やローヤルゼリー、蜜ろうやプロポリスなどを生み出すのです。
ミツバチの数はここ年で減少を続けており、養蜂はミツバチの存続に大きく関わる重要な仕事となっています。本物のハチミツや、ミードのような本物のハチミツを使ったものを消費することで、ミツバチを通じて間接的に地球の環境バランスを調えることにもつながるのです。

蜂蜜の歴史は古代へとさかのぼります。8000年前に描かれたとされるスペインの洞窟壁画には、蜂蜜を採集する様子が表現されています。ミツバチが花の蜜から作り出す蜂蜜は、世界中の文化において食料や薬として使われてきました。蜂蜜を構成するのは、果糖、ブドウ糖、麦芽糖、酵素、ビタミン、そしてアミノ酸です。色は透明から濃い茶色まで。風味や香りも多岐にわたりますが、その元となった花に由来します。ミツバチはその生涯において何百万もの花を訪れ、受粉を助けながら蜜を集めて巣に帰っていきます。